Amazonセラーニュース2026年10月|年末商戦前に確認したい9項目
年末商戦の準備は、仕入れ数量を増やすだけでは十分ではありません。納品期限や返品対応、自己発送の設定を見落とすと、販売機会や利益に影響します。
今回はAmazonの「セラーニュース:2026年10月」と、リンク先の公式発表をもとに、出品者が確認したい9項目を整理します。対象は日本向けの案内です。米国など、他のマーケットプレイスの条件と混同しないようにしてください。
※2026年10月22日時点の情報です。実際の対応時は、公式案内とご自身のセラーセントラルの表示をご確認ください。
1.ブラックフライデー向けFBA在庫は「到着日」で管理する
公式に案内された在庫の到着期限は、納品経路によって異なります。
- 中継配送センター(IXD)経由:2026年11月19日(木)
- フルフィルメントセンターへ直接納品:2026年11月23日(月)
これは発送期限ではありません。納品先は自動的に割り当てられるため、出荷プランで実際の配送先を確認しましょう。
輸入商品を扱う場合は、国内配送だけでなく、国際輸送・通関・検品の時間も逆算に入れるのが実務上のポイントです。なお、これらの納品日からセール開催日を推測することはできません。Amazon公式:FBA在庫納品期限
2.11〜12月購入分は、返品対応を翌年1月まで見込む
2026年11月1日〜12月31日に購入された、返品ポリシー上返品が認められる商品は、返品期限が2027年1月31日まで延長されます。FBA・出品者出荷の双方に自動適用され、延長のための設定変更は不要です。ただし、既存の返品・返金条件は変わらないため、返品対象外の商品まで返品可能になるわけではありません。商品の条件は返品ポリシーで確認してください。
運営上は、年末で返品対応が終わると考えず、翌年1月までの担当者と確認手順を決めておきましょう。Amazon公式:返品期間の延長
3.10月26日から、対象商品の登録・編集時に追加質問
危険物を特定するため、対象カテゴリーで新規出品情報を作成したり、既存情報を編集したりする際に、追加の質問が表示されます。対象には冷蔵庫・エアコンなど、衝撃吸収剤・サスペンションリフトサポート、マーカー・筆記具、プール・スパ水処理製品が含まれます。
既存商品を10月26日までに一斉修正するという案内ではありません。次回の作成・編集に備え、メーカーや仕入れ先に仕様を確認し、推測で回答しないことが大切です。Amazon公式:危険物の追加質問
4.11月9日のFBM要件変更は「免除条件」を確認
出品者出荷(FBM)では、Amazonの自動化ツールで管理される注文について、対応するパフォーマンス目標が免除されます。
- 自動出荷作業日数(AHT):出荷遅延率(LSR)の目標
- 配送設定の自動化(SSA):期日内配送率(OTDR)の目標
一方、配送所要日数を手動設定する対象のFBM注文では、11月9日以降、OTDRを97%以上に維持する必要があります。マケプレプライム固有の要件は、自動化を使っても免除されません。
また、10月20日から、アカウントのデフォルト出荷作業日数は当日・翌営業日の2択へ変更されます。2営業日以上が必要な商品は、SKU別設定やAHTを確認してください。「自動化すればすべての配送責任がなくなる」と理解しないことが重要です。Amazon公式:FBM要件の更新
5.自己発送は配達証明を取り出せる状態にする
Amazonマーケットプレイス保証申請の調査では、配送会社が発行する配達証明を求められることがあります。対面配達なら署名入りの書類、非接触配達ならその配達を確認できる書類が案内されています。
追加情報の依頼には48時間以内の回答が求められます。申請後に慌てて探さず、注文番号と配達証明を照合できる運用を整えましょう。証明があれば必ず申請を退けられる、という意味ではありません。Amazon公式:配達証明の保管
6.FBA海外配送の拡大は、自分の設定を確認する
FBA海外配送は、175を超える新しい配送先への拡大が発表されています。対象アカウントへ段階的に適用され、未利用のアカウントの設定は変更されません。
既存利用者は、配送先や商品の除外設定を確認しましょう。公式案内の「今後30日間」などは発表時点からの表現であり、ニュースレター受信日を起点に開始日・完了日を計算するものではありません。海外マーケットプレイスへの出品開始と同じ話でもありません。Amazon公式:FBA海外配送の拡大
7.ファッション中古品は、誰でも出品できるわけではない
10月23日から中古コンディションのカテゴリーが追加されますが、出品プログラムは招待制です。承認済みの出品者が、対象の中古高級品にカテゴリー別の基準を適用します。一般開放と誤解して、出品資格の確認前に仕入れを進めないようにしましょう。Amazon公式:中古ファッションの案内
8.外注先のアクセスは、再認可通知を確認
代理店やフリーランサーなどのサービスプロバイダーには、ビジネス認証と再認可に関する変更が案内されています。認可の有効期間は365日です。
再認可が必要な場合は、メールやアクションセンターに通知されます。案内メールが届いていない場合は対応不要とされています。一律の締切を設けるのではなく、自分の通知に記載された期限を確認してください。Amazon公式:サービスプロバイダーアクセス
9.返品インサイトで、改善すべき商品を見つける
新しいセラーセントラルでは、返品・回収インサイトからFBAと出品者出荷の返品指標や主な返品理由を確認できます。返品頻度バッジと総合返品率は対象・更新頻度が異なるため、同じ数字として扱わないようにしましょう。
実務では、返品理由を商品説明、検品、梱包の改善に結び付ける使い方が有効です。Amazon公式:返品インサイト
まとめ:まずは自分に関係する項目から
最初に取り組みたいのは、FBA納品経路と到着予定日の確認、自己発送の配送設定の点検、返品対応の準備です。対象カテゴリーや外注サービスを利用している場合は、追加質問や再認可も確認しましょう。
制度変更を知るだけで終わらせず、担当者・対応日・確認画面まで決めておくと、繁忙期の見落としを減らせます。
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