Amazon FBAの危険物とは?バッテリー・スプレーを納品する前の7つの確認

FBA

Amazon FBAへ商品を納品しようとしたとき、「危険物の審査中」「追加情報が必要」と表示され、作業が止まることがあります。

危険物という言葉から、ガソリンや強い薬品だけを想像するかもしれません。

しかし、モバイルバッテリー、ワイヤレスヘッドセット、香水、ヘアスプレー、洗剤など、せどりで扱う一般的な商品も危険物に分類される可能性があります。

電池が入っているか、液体やスプレーかという見た目だけで自己判断せず、ASINごとの分類状況とAmazonが求める情報を確認することが重要です。

この記事では、Amazon FBAの危険物に該当する可能性がある商品と、納品前に確認したい7項目を解説します。

Amazonにおける危険物とは

Amazonは危険物について、可燃性、腐食性、加圧性などにより、保管、取り扱い、輸送時に危険を及ぼす可能性がある商品と説明しています。

危険物に該当する可能性がある商品には、次のようなものがあります。

  • モバイルバッテリー
  • 充電器やバッテリー
  • 携帯電話
  • ワイヤレスヘッドセット
  • バッテリー駆動のおもちゃ
  • 香水
  • ヘアスプレー
  • スプレー式制汗剤
  • マニキュア
  • 消毒・抗菌商品
  • 洗剤やクリーナー
  • 接着剤
  • キャンプ用ストーブ
  • 使い捨てカイロ

この一覧にない商品でも、成分、電池、容器、輸送条件によって危険物に分類される可能性があります。

反対に、電池を使用する商品がすべて同じ分類になるわけでもありません。

Amazon公式:危険物の可能性のある商品一例

出品できる商品とFBAへ納品できる商品は同じではない

Amazonの商品ページが存在し、出品情報を作成できても、FBAで保管・出荷できるとは限りません。

危険物の分類や必要書類が未確認の場合、FBAへの切り替えや納品が止まることがあります。

また、危険物として販売できる商品でも、商品の種類、数量、保管容量などによってFBAでの取り扱いが制限される場合があります。

出品者出荷へ切り替えればすべて解決するわけでもありません。

Amazonの危険物ポリシーは、出品者が購入者へ直接発送する場合も、出品者を記録上の荷送人とするケースに含めています。

利用する配送会社の規約と、商品に適用される法令・輸送条件も確認してください。

FBA納品前に確認したい7項目

1.ASINチェックツールで分類状況を確認する

商品名やカテゴリーだけで危険物かどうかを判断せず、セラーセントラルの危険物関連ページにあるASINチェックツールを利用します。

ASINごとに、次のような状態を確認します。

  • 危険物ではない
  • 危険物として分類されている
  • 審査中
  • 追加情報や書類が必要
  • FBAで取り扱えない

同じシリーズの商品でも、バッテリー容量や成分が違えば、別の分類になる可能性があります。

親ASINだけでなく、実際に納品する子ASINを確認してください。

2.電池・液体・加圧容器の有無を確認する

商品本体、パッケージ、取扱説明書を確認し、次のものが含まれていないか確認します。

  • リチウムイオン電池
  • リチウムメタル電池
  • 乾電池やボタン電池
  • アルコール
  • 可燃性の液体
  • 酸や腐食性の成分
  • スプレー・エアゾール
  • 高圧ガス

電池が商品に内蔵されているのか、商品と同梱されているのか、電池単体で販売するのかも確認が必要です。

ワイヤレス機器では、商品名に「バッテリー」と書かれていなくても、充電池が内蔵されている場合があります。

3.商品情報へ正確な内容を入力する

商品登録やFBAへの切り替え時に、電池や危険物に関する質問が表示される場合があります。

書類提出を避けるために、実際の仕様と異なる回答をしてはいけません。

Amazon公式は、危険物情報が不完全、不正確、または矛盾している商品について、FBAでの販売を停止する可能性があると案内しています。

次の情報を商品本体、パッケージ、取扱説明書、メーカー資料から確認してください。

  • 電池の種類
  • 電池の個数
  • 電池が内蔵か同梱か
  • 電圧
  • ワット時定格量
  • 商品の成分
  • 容量
  • 警告表示

不明な項目を推測で入力せず、メーカーまたはAmazonへ確認します。

4.SDSと適用除外シートのどちらが必要か確認する

Amazonから書類提出を求められた場合は、指定された書類を確認します。

主な書類は次の2種類です。

  • 安全データシート(SDS):化学物質を含む可能性がある商品の性質、危険性、取り扱い方法などを記載したメーカー作成資料
  • 適用除外シート:電池・電池駆動商品、または有害な化学物質を含まない商品について必要情報を申告する書類

SDSは出品者が推測で作成するものではありません。メーカーや輸入者から、対象商品に一致する資料を入手します。

Amazon公式では、適合するSDSの条件として、主に次の内容を案内しています。

  • 過去5年以内に作成または更新されている
  • 16の標準項目が含まれている
  • SDSの商品名と商品ページの商品名が一致している
  • メーカー名またはブランド名が商品ページと一致している

適用除外シートをSDSの代わりとして、対象外の商品へ提出することはできません。

Amazon公式:危険物に必要な情報および文書

5.リチウム電池の情報を確認する

リチウム電池またはリチウム電池を使用する商品では、電池の詳細情報が必要になる場合があります。

商品本体、外装、取扱説明書、メーカー資料から、次の項目を探します。

  • リチウムイオン電池かリチウムメタル電池か
  • 公称電圧(V)
  • 定格容量(AhまたはmAh)
  • ワット時定格量(Wh)
  • 電池の個数
  • 電池が内蔵・同梱・単体のどれか

ワット時定格量が記載されていない場合でも、自己判断で適当な数字を入力してはいけません。

Amazonから国連テスト概要など追加資料を求められる場合もあります。必要な資料をメーカーから入手できるか、仕入れ前に確認すると安全です。

Amazon公式:リチウム電池および電池駆動商品の要件

6.審査完了前に発送しない

危険物の分類審査中や追加書類の確認中は、納品プランを進められない場合があります。

Amazon公式では、商品情報と書類が完全で正確な場合、通常は2営業日以内に危険物チームが分類すると案内しています。

ただし、情報の不足、書類と商品ページの不一致、追加確認などにより、審査が長引く場合があります。

納品予定日から逆算し、次の順番で作業してください。

  1. ASINの分類状況を確認する
  2. 必要情報を入力する
  3. SDSまたは適用除外シートを提出する
  4. 審査結果を確認する
  5. FBAで取り扱えることを確認する
  6. 納品プランを作成する
  7. 指定された条件で発送する

FCに在庫がある状態で追加書類を求められた場合は、Amazonから案内された期限を確認してください。

公式ヘルプでは、危険物の可能性があると判断されたFC在庫について、通知後14営業日以内に必要書類が提出されない場合、出品者負担で廃棄される可能性があると案内しています。

7.配送方法と納品条件を確認する

危険物は、通常商品と同じ配送方法を利用できない場合があります。

Amazon公式のFBAパートナーキャリア案内では、可燃性液体などの危険物を含む納品は、パートナーキャリアサービスの対象外とされています。

納品プランでパートナーキャリアを選択できない場合は、システムの不具合と決めつけず、次の点を確認します。

  • 納品に危険物が含まれていないか
  • 対象商品の危険物分類
  • 納品先FC
  • 利用する配送会社が商品を取り扱えるか
  • 危険物と通常商品を分ける必要がないか
  • 梱包・ラベル要件を満たしているか

配送会社によって引き受け可能な品目や条件が異なります。商品名を曖昧に伝えず、成分や電池情報を含めて確認してください。

Amazon公式:FBAパートナーキャリアのオプション

実際に危険物情報で迷ったケース

ある受講生は、モバイルバッテリーなどの電池を含む商品を扱う際、危険物情報へどのように回答すればよいか迷っていました。

書類提出が必要になることを心配し、電池を含まない商品として回答できないかと考えていました。

その後、別の商品について、Amazonから商品詳細ページの電池情報に矛盾があるという連絡が届きました。

確認すると、商品情報の修正や、必要に応じた適用除外シートの提出を検討する必要がある状態でした。

危険物の入力欄は、書類を避けるための選択肢ではありません。現物、パッケージ、メーカー資料に基づいて正確に回答する項目です。

古い操作方法や、ほかのASINで通用した回答をそのまま使わず、現在表示されているAmazonの案内を優先してください。

初心者がやりやすい間違い

  • 危険物は強い薬品だけだと思う
  • 電池が入っていても情報を入力しない
  • 書類を避けるため、実際と異なる回答をする
  • 親ASINだけを確認し、納品する子ASINを確認しない
  • 別商品のSDSを流用する
  • SDSを自分で推測して作る
  • 審査中のまま商品を発送する
  • パートナーキャリアを使えない理由を確認しない
  • 出品者出荷なら危険物規制と無関係だと思う

FBA納品前チェックリスト

  • ASINチェックツールで分類を確認したか
  • 電池、液体、アルコール、スプレーの有無を確認したか
  • 商品情報へ正確な内容を入力したか
  • SDSまたは適用除外シートが必要か確認したか
  • 書類の商品名とブランドが商品ページに一致しているか
  • 電圧、容量、ワット時定格量を確認したか
  • 危険物の審査が完了しているか
  • FBAで取り扱える商品か確認したか
  • 配送会社が商品を引き受けられるか確認したか
  • 納品プランの案内に従って梱包したか

まとめ

Amazon FBAの危険物には、モバイルバッテリー、ワイヤレス機器、香水、スプレー、洗剤など、一般的な商品も該当する可能性があります。

商品名や見た目だけで判断せず、セラーセントラルのASINチェックツールで分類状況を確認してください。

電池や成分の情報は現物とメーカー資料に基づいて正確に入力し、必要な場合はSDSまたは適用除外シートを提出します。

審査完了と配送条件を確認してから納品プランを作成することで、受領遅延や販売停止を防ぎやすくなります。

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