電脳せどりで利益が出る商品を見つけても、仕入れ先の商品とAmazonの商品ページが本当に同じとは限りません。
商品名や写真が似ていても、型番の末尾、色、容量、発売年、セット内容が違う場合があります。
以前サポートしていた方も、型番を手入力してリサーチした際、アルファベット一文字の違いを見落として仕入れてしまいました。
出品時に別商品だと分かり、清掃や出品準備を済ませたあとで損切りすることになりました。
仕入れ先とAmazonを照合するときは、商品名や写真ではなく、JANコード、型番、仕様を順番に確認することが重要です。
この記事では、電脳せどりで型番違いを防ぐ8つの確認方法と、JANコードが見つからない場合の対処法を解説します。
型番違いが起きやすい理由
家電やゲーム機、パソコン周辺機器、日用品には、外見や商品名がほとんど同じ商品があります。
例えば、次のような違いです。
- 本体色を示す「W」「K」「R」などの末尾記号
- 容量違い
- 通常版と限定版
- 旧型と後継機種
- 国内向けと海外向け
- 単品と複数個セット
- 付属品ありと付属品なし
- 販売店限定モデル
仕入れ先の商品名が省略されていたり、Amazonの商品タイトルへ複数の型番が記載されていたりすることもあります。
どれか一つの情報だけで同一商品だと判断すると、仕入れミスが起きやすくなります。
JAN・型番・ASINの違い
JANコード
JANコードは、商品を識別するために使用されるGTINの一種です。
商品のパッケージにあるバーコード付近へ記載されており、日本で流通する一般的な商品では13桁のコードが多く使われています。短縮タイプのコードもあります。
Amazon公式は、JANをAmazon外でも使用される製品コードとして案内しています。
型番
型番は、メーカーが商品や仕様を識別するために設定した文字列です。
同じシリーズでも、色、容量、販売地域、付属品などによって型番の一部が異なる場合があります。
ASIN
ASINは、Amazonのカタログ内で商品を識別するコードです。
JANコードとASINは同じものではありません。一つの商品を調べるときは、仕入れ先の商品と、出品予定のASINが一致しているか確認する必要があります。
仕入れ前に行う8つの照合方法
1.仕入れ先にJANコードが掲載されているか確認する
最初に、仕入れ先の商品ページでJANコードを探します。
次の場所に掲載されていることがあります。
- 商品仕様欄
- 商品情報・スペック欄
- ページ下部の詳細情報
- 商品画像に写ったバーコード
- メーカー品番・商品コード欄
- ダウンロードできる仕様書
ECモールでは、モール独自の商品管理番号がJANコードのように表示されている場合があります。
「商品コード」「管理番号」「SKU」などの表記を、そのままJANコードだと判断しないでください。
2.JANコードを数字で完全一致させる
仕入れ先のJANコードが分かったら、Amazonの商品登録画面や商品情報と照合します。
一桁でも違う場合は、同じ商品だと判断しません。
手入力すると数字を入れ替えたり、一桁抜かしたりする可能性があります。可能であればコピー&ペースト、バーコード読み取りを利用してください。
JANコードでAmazonを検索して別の商品が表示された場合は、次の可能性があります。
- 仕入れ先の掲載情報が間違っている
- Amazonの商品ページに誤った製品コードが登録されている
- セット商品のコードと単品コードを混同している
- 商品のリニューアルや仕様変更がある
検索結果が出たという理由だけで、そのASINへ出品しないことが重要です。
3.型番を記号まで確認する
JANコードが見つかっても、型番も確認します。
特に見落としやすいのは、次の文字です。
- 末尾の色記号
- ハイフンの前後
- 数字の「0」とアルファベットの「O」
- 数字の「1」とアルファベットの「I」
- 大文字と小文字
- 国内向けを示す記号
- セットや容量を示す数字
「ABC100」と「ABC100W」、「ABC-100」と「ABC-100S」では、別商品である可能性があります。
型番を検索するときは、途中までではなく、パッケージやメーカー公式ページに記載された全文を使います。
4.色・容量・サイズを照合する
型番が似ていても、色や容量が異なる商品があります。
次の項目を一つずつ確認してください。
- 色
- 容量
- 本体サイズ
- 重量
- 対応機種
- 電源・電圧
- 発売年
Amazonの商品タイトルだけではなく、商品仕様、商品説明、バリエーション選択欄も確認します。
親ASINの商品ページでは、検索結果で表示された色と、実際に選択されている子ASINの色が異なる場合があります。
5.単品・セット数量・付属品を確認する
同じJANコードに見えても、読み取ったコードが商品の単品コードではなく、外箱や別包装のコードである可能性があります。
次の違いを確認します。
- 1個入りか複数個セットか
- 本体だけか付属品付きか
- 替え刃や詰め替え付きか
- 限定特典が含まれるか
- 化粧箱入りか簡易包装か
- 同梱されるケーブルやアダプターの種類
Amazon公式も、セット品やまとめ売り商品では、単品の製品コードではなく、パッケージ全体に対応する正しい製品コードと数量情報を使用するよう案内しています。
6.メーカー公式ページで確認する
仕入れ先とAmazonの情報だけでは判断できない場合は、メーカー公式ページを確認します。
メーカーサイトでは、次の情報を探します。
- 正式な商品名
- 型番
- JANコード
- 色と容量
- 付属品
- 発売時期
- 取扱説明書
- 旧型・後継機種の情報
販売終了商品は通常の商品ページが削除されていても、取扱説明書やサポートページが残っている場合があります。
検索するときは、「メーカー名+型番」「型番+取扱説明書」などの組み合わせを使います。
7.Amazonの商品ページを画像だけで判断しない
Amazonの商品画像は、登録後に変更されることがあります。
画像が自分の仕入れ商品と同じに見えても、次の情報を確認してください。
- ASIN
- 商品タイトル
- 型番
- 製品コード
- 色
- サイズ・容量
- セット数量
- 商品仕様
- バリエーション
商品ページの情報同士が矛盾している場合は、仕入れを保留します。
すでに仕入れた商品でカタログの誤りに気づいた場合は、在庫管理から商品情報の修正を試し、修正できない場合はセラーサポートへ問い合わせます。
8.判断できない商品は仕入れない
JANコードが見つからず、型番もAmazonと完全には一致しない場合は、利益額が大きくても仕入れを保留します。
「写真が似ている」「商品名がほぼ同じ」という根拠だけでは不十分です。
仕入れ後に別商品だと判明すると、次の負担が発生します。
- 仕入れ先への返品送料
- 返品できない場合の損切り
- 別販路への出品作業
- 誤ったASINへ出品した場合の返品や低評価
- 清掃・検品・梱包に使った時間
判断できない商品を見送ることも、利益を守るための仕入れ判断です。
JANコードが見つからないときの確認順序
- 仕入れ先の商品仕様欄を確認する
- 商品画像のパッケージを拡大する
- メーカー名と型番で検索する
- メーカー公式ページを確認する
- 取扱説明書や仕様書を確認する
- 別の正規販売店の商品ページを確認する
- 型番でAmazonを検索し、仕様を照合する
- 仕入れ先へJANコードを問い合わせる
JANコードがない商品も存在します。
ただし、コードが見つからないからといって、似ているASINへ出品してよいわけではありません。
自社商品などで製品コードがない場合には製品コード免除の仕組みがありますが、一般の電脳仕入れ商品について、別商品のコードを代用したり、架空のコードを入力したりしてはいけません。
実際に型番一文字を見落としたケース
ある受講生は、店舗で見つけた家電を型番で手入力し、Amazonの商品ページを確認しました。
利益が出ると判断して仕入れましたが、出品作業の段階で別の型番だと分かりました。
商品はきれいに清掃済みでしたが、想定したASINへ出品できず、最終的に赤字で販売することになりました。
原因は、似た型番の末尾にあるアルファベット一文字の見落としでした。
電脳仕入れでも、商品名をコピーして検索するだけでは、検索エンジンが似た商品を表示することがあります。
手入力や検索結果を信用し切らず、JAN、型番、色、容量、セット内容を別々に確認することで、同じミスを防ぎやすくなります。
仕入れ前チェックリスト
- 仕入れ先のJANコードを確認したか
- JANコードを一桁ずつ完全一致させたか
- 型番を末尾の記号まで確認したか
- 色、容量、サイズが一致しているか
- 単品とセット品を混同していないか
- 付属品がAmazonの商品ページと一致しているか
- メーカー公式情報を確認したか
- 正しい子ASINを選択しているか
- 商品ページ内の情報に矛盾がないか
- 判断できない場合に仕入れを保留したか
まとめ
電脳せどりで型番違いを防ぐには、商品名や写真だけで同一商品だと判断しないことが重要です。
JANコード、型番、色、容量、サイズ、セット数量、付属品を順番に確認してください。
JANコードが見つからない場合は、メーカー公式ページ、取扱説明書、正規販売店、仕入れ先への問い合わせを利用します。
一文字でも型番が違う場合や、Amazonの商品情報に矛盾がある場合は、仕入れを保留しましょう。

