Amazon FBAの受領差異とは?納品数が合わないときの7つの確認と調査依頼

FBA

Amazon FBAへ納品したあと、納品プランの数量とフルフィルメントセンターで受領された数量が合わないことがあります。

すぐに紛失と考えたくなりますが、まだ受領作業の途中である場合、自分が箱へ入れ忘れた場合、別の商品として受領された場合など、複数の可能性があります。

最初に行うのはサポートへの連絡ではありません。納品ステータス、商品ごとの予定数と受領数、自分の梱包記録を確認します。

この記事では、Amazon FBAの受領差異の意味と、納品数が合わないときに確認したい7つの手順、調査依頼に備えて残したい書類を解説します。

Amazon FBAの受領差異とは

受領差異は、納品プランで申告した数量と、Amazonのフルフィルメントセンターで確認された数量が一致しない状態です。

  • 予定数より受領数が少ない
  • 予定数より受領数が多い
  • 別の商品として受領された
  • 一部の商品だけ受領状況が確定しない

Amazon公式の「受領差異の照会」では、納品の「商品の内容」タブから問題を確認し、調査対象となった商品について必要な対応を選び、証明書類と説明を提出する流れが案内されています。

Amazon公式:受領差異の照会

受領が遅い状態と受領差異は分けて考える

配送会社の追跡で配達済みになっても、すべての商品が同時に受領されるとは限りません。複数箱の納品、一つの箱に多数の商品がある納品、繁忙期の納品では、商品ごとに受領表示の時期がずれることがあります。

納品が調査対象になる前は、フルフィルメントセンターで受領作業が続いていたり、追加の商品が見つかる可能性があったりします。Amazonの画面には、受領差異を照会できる日や対応可能な状態が表示されます。

「配達済みなのに受領数がゼロ」「一部だけ受領された」という表示だけで紛失と断定せず、現在のステータスと照会可能日を確認してください。

納品数が合わないときの7つの確認と調査依頼

1.納品ステータスと配送状況を確認する

セラーセントラルの納品ページで対象の納品を開き、納品ID、配送状況、ステータス、箱数を確認します。

  • 配送会社へ引き渡した日
  • 追跡番号
  • 配達完了日
  • 納品先フルフィルメントセンター
  • 納品ステータス
  • Amazonが表示する照会可能日・期限

複数箱を送った場合は、すべての追跡番号が配達完了しているかを箱ごとに確認します。一箱だけ輸送中なら、Amazon側の受領差異ではなく配送途中の可能性があります。

2.商品の内容タブで予定数と受領数を比較する

対象納品の「商品の内容」タブで、SKU、FNSKU、ASIN、予定数量、受領数量を商品ごとに照合します。

同じASINを複数SKUで出品している場合は、ASINだけで判断しないでください。ラベル違いやSKU違いによって、想定した行とは別に計上される可能性があります。

差異がある商品の一覧を作り、次の情報を残します。

  • 商品名
  • 出品者SKU
  • FNSKU
  • JANコード
  • 納品予定数
  • 現在の受領数
  • 差異数量

3.自分側の梱包記録と残在庫を確認する

調査依頼を出す前に、実際に箱へ入れたかを確認します。

  • 納品前の在庫表
  • 商品ごとの仕入れ数量
  • 梱包チェック表
  • 箱ごとの内容明細
  • 梱包時の写真や動画
  • 箱の重量
  • 作業場所に商品が残っていないか

商品を納品プランへ追加したものの、箱へ入れ忘れている場合があります。逆に、プランへ追加していない商品を箱へ入れ、予定数より多く受領されることもあります。

以前、納品作業を終えたあとに商品が一つ作業場所へ残っていることに気づき、発送を止めて箱の中身を確認し直した方がいました。その後は、封をする前に商品数を二重確認する手順へ変えています。

差異が表示されたらAmazon側の問題と決めつけず、自分の記録と現物を先に照合します。

4.照会可能になるまで待ち、画面の期限を確認する

Amazon公式では、納品が照会の対象になると、対象商品に対応方法を選択できる状態になると案内しています。まだ受領作業中の場合は、調査を依頼できません。

過去の記事で見た固定日数だけを頼りにせず、対象納品の画面に表示される照会可能日と申請期限を確認してください。納品状況や現在のポリシーによって、表示や処理状況が異なるためです。

5.差異の内容に合う対応を選ぶ

商品の内容タブで、実際の状況に合う対応を選びます。

  • 実際には送っていない
  • 送ったため、不足分を調査してほしい
  • 予定より多く送った
  • 予定より多く受領された理由を調査してほしい

送っていない商品を「調査してほしい」と申請すると、記録との矛盾が生まれます。梱包記録を確認したうえで、商品ごとに正確な対応を選択します。

6.所有権と配送を証明する書類を準備する

Amazonは調査のため、商品の所有を示す書類や、配送を示す書類の提出を求める場合があります。

仕入れの請求書や納品書には、購入日、商品名、数量など、対象商品との関係を確認できる情報が必要です。編集可能な表計算ファイルではなく、Amazonが案内するPDFや画像などの形式で、元の書類を保存します。

配送の証明として、配送会社、追跡番号、納品先、箱数、配達状況が分かる記録も整理します。複数納品の書類を混ぜず、納品IDごとにフォルダを分けると提出しやすくなります。

7.説明を具体的に書き、送信後も結果を記録する

調査依頼では、「商品が足りません」だけで終わらせず、確認した事実を書きます。

  • 納品IDと対象商品
  • 予定数、受領数、差異数量
  • 箱の外観や識別できる特徴
  • JAN、UPC、EANなどの商品コード
  • セラーセントラル上の商品コードと一致するか
  • ラベル貼付や梱包準備で心当たりがあるか
  • 確認した書類と記録

送信後はケースID、申請日、Amazonからの回答、補てんや在庫調整の結果を在庫表へ残します。画面上の受領数だけでなく、最終的に在庫・補てん・原価の記録が一致したかまで確認してください。

FBA受領差異が起きる主な原因

  • 納品プランへ入れた商品を箱へ入れ忘れた
  • 予定より多く商品を入れた
  • FNSKUラベルを別の商品へ貼った
  • 同じASINの別SKUを混同した
  • ラベルが読めず、別商品または不明商品として処理された
  • 複数箱のうち一部がまだ配送・受領途中
  • 受領作業中で一時的に数量が一致していない
  • フルフィルメントセンターで確認・処理が必要になっている

原因は一つとは限りません。同じ納品で、ある商品は入れ忘れ、別の商品は受領途中ということもあります。商品単位で確認します。

次の納品で差異を減らす仕組み

箱ごとの内容明細を残す

「納品全体で何個」だけでなく、「箱1にどのSKUが何個、箱2に何個」を記録します。複数箱のうち一箱だけ問題が起きた場合、確認範囲を絞れます。

ラベルを貼る商品と貼付後の商品を分ける

未処理、ラベル貼付済み、箱入れ済みの置き場所を分けます。作業途中の商品が混ざると、貼り間違いと入れ忘れが起きやすくなります。

封をする前に数量を二重確認する

一人で作業する場合も、最初の梱包と最終確認を別のタイミングにします。チェック表の同じ欄を見直すだけでなく、箱の中身から数え直すとミスを見つけやすくなります。

証憑を解決まで保管する

請求書、納品書、配送伝票、追跡番号、箱の重量、梱包記録を納品IDと結びつけて保管します。受領完了後すぐに捨てず、差異や調査が解決したことを確認してから整理します。

FBA受領差異の確認チェックリスト

  • 対象の納品IDを確認したか
  • すべての箱が配達完了しているか
  • 現在の納品ステータスを確認したか
  • SKU、FNSKU、ASINを商品ごとに照合したか
  • 予定数、受領数、差異数を記録したか
  • 作業場所に商品が残っていないか確認したか
  • 箱ごとの梱包記録と重量を確認したか
  • 照会可能日と申請期限を確認したか
  • 所有権を示す請求書・納品書を準備したか
  • 追跡番号など配送の証明を準備したか
  • 差異の内容に合う対応を選んだか
  • 申請後のケースIDと結果を在庫表へ残したか

まとめ

Amazon FBAの受領差異は、納品予定数とフルフィルメントセンターで確認された数量が合わない状態です。

受領の遅れと確定した差異を分け、まず配送状況、納品ステータス、商品ごとの数量、自分の梱包記録を確認してください。

照会可能になったら、差異に合う対応を選び、商品の所有と配送を示す書類、確認した事実を提出します。表示される照会可能日と期限は、対象納品の現在の画面で確認しましょう。

次の納品では、箱ごとの内容明細、二重確認、証憑保管を仕組みにすると、差異が起きたときも事実を説明しやすくなります。

FBAの納品作業や受領差異の対応で迷っていませんか?

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