Keepaで商品を調べていると、緑色のランキング線が表示されなかったり、長期間ほとんど動いていなかったりすることがあります。
ランキング線が確認できないと、「売れていない商品なのか」「Keepaの不具合なのか」と判断に迷うのではないでしょうか。
ランキング線が出ないからといって、その商品がまったく売れていないとは限りません。
この記事では、Keepaのランキンググラフが表示されないときに確認したい7項目と、ランキング以外から売れ行きを調べる方法を解説します。
Keepaのランキンググラフとは
Keepaでは、Amazon商品の価格、売れ筋ランキング、出品数などの履歴を確認できます。
ランキンググラフは、通常、商品が属するカテゴリー内での売れ筋ランキングの変化を表示します。
ランキングが大きな数字から小さな数字へ動いた箇所は、販売が発生した可能性を考える材料になります。
ただし、ランキングの変化と販売個数が完全に一対一で対応しているわけではありません。
Keepaの公式API資料でも、ランキングの下降回数は販売を示すと考えられる指標として扱われていますが、正確な販売個数とは案内されていません。
ランキング線が表示されないときの7つの確認項目
1.Sales Rankの表示がオフになっていないか
最初に、ランキングのデータ系列が非表示になっていないか確認します。
Keepaでは、グラフ周辺の項目名を選択することで、価格、ランキング、出品数などの表示を切り替えられます。
Sales Rankや売れ筋ランキングに該当する項目がオフになっている場合は、選択して表示させます。
Keepa公式ヘルプでも、グラフ右下の設定や各項目のラベルから、表示する履歴データを有効・無効にできると案内されています。
2.表示期間が短すぎないか
直近1か月や3か月にデータが少ない商品は、ランキング線がほとんど見えないことがあります。
この場合は、表示期間を次の順番で広げます。
- 直近1か月
- 3か月
- 1年
- 全期間
1年間まで広げることで、季節商品、生産終了商品、販売頻度の低い商品などの過去データが見つかる場合があります。
一方、過去には動いていても直近で動いていなければ、現在の需要が弱くなっている可能性があります。
3.Web版と拡張機能の両方を確認する
Amazon商品ページ内のKeepaグラフだけが表示されない場合は、Chrome拡張機能側の問題を切り分けます。
次の手順で確認してください。
- Keepa公式サイトで同じASINを検索する
- Web版でグラフが表示されるか確認する
- Chromeの拡張機能一覧でKeepaが有効か確認する
- Amazon.co.jpへのサイトアクセスが許可されているか確認する
- Amazon商品ページを再読み込みする
Web版では表示され、Amazon商品ページ内だけ表示されない場合は、商品データではなく拡張機能やブラウザ環境の問題である可能性があります。
4.商品データが十分に蓄積されているか
発売されたばかりの商品や、Amazonでの販売期間が短い商品は、Keepaに十分な履歴がないことがあります。
また、カテゴリー設定が変更された商品や、商品ページに問題がある場合も、ランキング履歴が途切れる可能性があります。
データが少ない商品は、過去の販売実績を十分に確認できません。
利益額が大きく見えても、データが少ない状態で大量仕入れを行うのは避け、少量で販売結果を確認するか、判断できなければ見送ります。
5.バリエーション商品ではないか
色、サイズ、容量などが複数ある商品では、見ているASINとランキングの動きが一致しないように見えることがあります。
バリエーションの影響が疑われる場合は、次の点を確認します。
- 親商品と子商品が設定されているか
- ほかの色やサイズが中心に売れていないか
- 対象ASINだけの価格と出品状況
- 他バリエーションとの価格差
- レビューや購入点数表示が親商品単位になっていないか
ランキングがよく動いていても、実際に売れているのが別の色やサイズなら、対象商品も同じように売れるとは限りません。
6.出品者数の変化とランキングを同時に見る
ランキングだけでは分かりにくい場合は、新品・中古の出品者数を確認します。
ランキングが動いた時期に出品者数も減っていれば、商品が売れた可能性を考えられます。
ただし、出品者数が減る理由は販売だけではありません。
- 出品者が価格変更のため一時的に出品を停止した
- FBA在庫を返送した
- コンディションを変更した
- 出品規制や商品ページの問題が発生した
- 自己発送へ切り替えた
出品者数が一人減ったから一個売れた、と単純には判断しないことが重要です。
価格、ランキング、出品者数の3つが同じ時期にどのように変化したかを確認します。
7.Keepaやブラウザの一時的な表示問題ではないか
複数の商品で突然グラフが表示されなくなった場合は、個別商品の問題ではない可能性があります。
次の方法を順番に試します。
- ページを再読み込みする
- Keepa公式サイトへ直接アクセスする
- 別の商品でも同じ症状が出るか確認する
- ブラウザを再起動する
- 広告ブロックなど他の拡張機能を一時的に停止する
- Keepa拡張機能を更新する
- 時間を空けて再確認する
Keepa側で一時的な障害やデータ更新の遅れが発生している場合は、利用者側で操作せず、復旧を待つ必要があります。
ランキング線がないときに確認する別のデータ
価格の変化
一定の価格で在庫がなくなり、しばらくして出品が復活している場合は、その価格帯で売れた可能性を考えます。
ただし、出品停止や商品ページ移動の可能性もあるため、価格だけで確定しません。
新品・中古の出品者数
新品と中古を分け、対象コンディションの出品者数を確認します。
新品の需要があっても、中古が同じペースで売れるとは限りません。
Amazon本体の販売履歴
Amazon本体が販売している場合は、在庫切れと復活の履歴、販売価格、在庫が戻る頻度を確認します。
Amazon本体が一時的に在庫切れになったときだけ価格が上がっている商品は、復活後に相場が戻る可能性があります。
Monthly Soldなどの追加情報
商品によっては、Amazonの商品ページやKeepa上で、過去1か月の購入点数に関する情報が確認できます。
この数字はすべての商品に表示されるものではなく、正確な販売個数ではなく範囲表示の場合があります。補助的な情報として利用してください。
レビューの投稿日
最近も商品レビューが投稿されていれば、現在も需要がある可能性を考える材料になります。
ただし、レビューを書く購入者は一部であり、バリエーション全体のレビューが表示されることもあります。
レビュー件数だけから販売個数を計算することはできません。
実際にランキング線が消えて判断に迷ったケース
以前サポートしていた方から、「Keepaの緑色のランキンググラフが出なくなり、何を見て判断すればよいか」という相談がありました。
最初に確認したところ、表示上の問題は解消しました。
しかし、検討していた商品は現在価格が高く、過去にはもっと安い価格で販売されていました。
そこで、グラフの期間を短くして、ランキングの変化と新品出品者数の減少が同時に起きている箇所を確認しました。
別の受講生からは、「ランキングが動いているのに、出品者数が変わらないのはなぜか」という質問もありました。
確認すると、その商品はバリエーションの影響を受けている可能性がありました。
Keepaの線が動いたかどうかだけではなく、価格、出品者数、バリエーションを同じ時間軸で確認する必要があります。
よくある見方の間違い
- ランキング線がないだけで売れていないと決める
- ランキングの下降回数を正確な販売個数として数える
- 出品者数の減少をすべて販売と判断する
- 新品と中古の出品数を混ぜて確認する
- バリエーション商品を単独ASINと同じように判断する
- 過去の動きだけを見て、直近の需要を確認しない
- 現在価格で売れた実績がないのに、その価格で利益計算する
確認手順チェックリスト
- Sales Rankの表示がオンになっているか
- 1年・全期間まで表示を広げたか
- Web版と拡張機能の両方を確認したか
- 商品データが十分にあるか
- 親子バリエーションを確認したか
- 価格と出品者数を同じ時間軸で見たか
- Amazon本体の在庫履歴を確認したか
- 追加情報だけを根拠にしていないか
まとめ
Keepaのランキンググラフが表示されない場合は、まず表示設定、期間、Web版と拡張機能、データ量を確認します。
ランキング線が見えないときも、価格、出品者数、Amazon本体、バリエーション、追加の需要情報から売れ行きを考えることはできます。
ただし、どのデータも単独では販売の確定情報になりません。
複数の情報が同じ方向を示しているかを確認し、それでも判断できない商品は大量に仕入れないことが大切です。

